– キレイな体内水、保てていますか? –
- 私たちの身体は半分以上が水でできています。
人間のカラダは、年齢や個人差もありますが、半分以上は水で成り立っています。
カラダの半分以上を占めているのが水である以上、どんな水を摂取するのかは、カラダや健康を大きく左右することになります。

水は胃腸で吸収され、血管に入り血液として全身を流れてカラダの部位に分配されます。
- 胃や腸で吸収
↓ - 血管に入り血液になる
↓ - 細胞内液、リンパ液などに分配される
↓ - 細胞や臓器に栄養を与え、老廃物を受け取る
↓ - 静脈
↓ - 心臓
↓ - 腎臓
↓ - 尿として排出(皮膚からの汗や、肺からの吐息も含まれる)
このカラダの部位に分配される水を体内水と言います。
- 体内水はなぜ大事なのか?
体内水は、白血球や糖、ホルモンなどに力を与え、
体内水をキレイに保つことで、健康なカラダを維持できる一つのバロメーターとなります。
1日の水分
入ってくる水 | 1000~1500㎖ 水を飲む | 食べ物からの水分 800㎖ | 代謝水 (細胞のエネルギー代謝によって生産される水) | |
出ていく水 | 尿 1000~1500㎖ | 皮膚から600㎖ | 肺から400㎖ | 便100㎖ |
- 今飲んだ水は、いつ体外へ排出されるのでしょう?

なんと1ヶ月後なんです。
人のカラダは、維持していく上で、たくさんの水を体内で使用します。
その水の量は1日で約180ℓ。それに対し毎日補給する水は2~3ℓ。
水は体内で濾過され、再び吸収され繰り返し何度も使用されます。その繰り返し使用される水の量が1日180ℓと言われているのです。
カラダに取り込まれた水は、体内をくまなく巡り多様な役割を担います。役目を終えた水は、濾過されたあと体外へ排出されますが、その時一部の水は再度吸収されてさらに体内を巡ります。
この循環が何度も繰り返され、体内に入った水が体外に排出されるまでおよそ1ヶ月かかると考えられています。
- 私たちのカラダが、もしお鍋で煮込まれたおでんだったら。
体内水は、おでんに例えられることがよくあります。
例えばこんにゃくが脳、大根が胃、餅入り巾着が心臓、ガンモが肺、ちくわが肝臓、煮卵が腎臓、白滝が腸、こんにゃくが膵臓
だったとします。

どんなに具材が良くても、おでんを煮込む『出汁』が良くないと、
このおでんは美味しいおでんになりません。
私たちのカラダも一緒で、
体内水がいい水でなければ、心臓や肝臓などの臓器、それを作る血液や細胞もいい状態は保てなくなってしまいます。
臓器や骨、血液も大事ですが、それを正常に働かせてくれる「体内水」がとても重要なのです。
体内水の異常から起こる様々な症状
体内水の異常 | どちらとも言える | 自律神経の異常 |
---|---|---|
⚫︎足のむくみ | ⚫︎めまい | ⚫︎動悸 |
⚫︎舌の変化(舌苔) | ⚫︎吐き気 | ⚫︎息切れ |
⚫︎皮膚のたるみ | ⚫︎頭重 | ⚫︎発汗 |
⚫︎気圧病 (天気が悪いと体調不良) | ⚫︎無気力 | ⚫︎冷え |
⚫︎食欲減退 | ⚫︎肩こり | |
⚫︎便秘・下痢 |
- 体内水は3つの物質の通り道
⚫︎ホルモンを分泌する「内分泌系」→脳・膵臓・生殖器
⚫︎ウイルスや細菌など外異の異物から体を防御する「内分泌系」→カラダの至る所
⚫︎サイトカイン「ホルモン様の低分子」
日々摂取する水を変えることで体内水が変わり、体質はきっと変化することでしょう。